心に花の咲くblog re.

If I let you know where I'm going - won't be on holiday.

モノのハナシ

ミスチルの歌詞に
「捨てるのに胸が痛んでとっておいたケーキを、結局腐らせて捨てる」
という、まったく心に響かない歌詞があった。
どんなに腹がいっぱいでも、甘いモノは別腹だから食うだろ、そこはって。
しかし、日本に帰った時。スイーツ系を買いためて、文字通り一気に食べたらもったいないからと、取っておいて気付いたら賞味期限が明日。泣く泣く一気に食べたなんてこともありました。
スマン桜井。あなたは悪くなかった。

さて。

北京に赴任となった時。
日本にいる時は
「いつでも買えるから、今度でいいや」
的な発想だったのが、北京にいると
「今度はいつ日本帰るか分からないから、買いためておこう」
的発想に変わった。
あまり考えずに買いためたので、消費量にかなりズレがあった。

たとえば粉末スープ。
当初買いためた粉末ポタージュを飲み切るのに3年くらいかかった。
忙しく出張が多く、家で食事をあまりしなかったのが理由のひとつと思う。

予想外にあっという間に消費してしまったのが風邪薬。
特に葛根湯。漢方と思い気軽に飲んでたらあっという間に二箱くらいなくなってる始末。
会社のメンバーが
「葛根湯は漢方だから、ちょっとくらい多く飲んでも大丈夫ですよ」
なんていうので、本来1日3包のところを4包飲んだりしてみたのも悪かったのかもしれない。
効果は大差なかった。
漢方薬と、いわゆる総合感冒薬を時間差はありながら、同日に飲んだら気分が悪くなったことがあった。
どうした?と上司に聞かれ事情を説明したら
「なぜ、そんなことをしたんだ」
とドラマや小説ではありがちだが、実際に言われたら結構ショックかもなセリフをはじめて言われ、感慨深かったのを覚えている。
でもその理由が賄賂や売春ではなく、風邪薬の飲み過ぎでホッとしてる。

一方で未だに無くならずに、まだまだ大量に残っているのが輪ゴム。
同じくほとんど使ってないのが、銀イオンスプレー。商品名をAg+と呼ぶ。
輪ゴムは1本買うわけにはいかないので、仕方ないとしても、なぜにこんなにもAg+を買い込んだのか思い出せない。
電気式の蚊取り線香にいたっては、一度も使わぬまま中国語の先生にあげてしまった。

買い込んだモノ、買い換えたモノなど。
ついつい捨てるのがもったいなくてためてしまうことも。
「もったいないから捨てられない」
  は
「 捨てられないモノを置いておくスペースとそのモノの価値がどれだけバランスされているか」
という問題にもなる。
そう考えると
「いつか使うだろうと根拠なき前向きな予想がされるモノ」
「使わないけど愛着あるから捨てれない、でも普段は見向きもしないモノ」
そういうものは早々に捨ててしまい、場所を有効利用した方が良いのかもしれない。

時間も場所も、できればお金も。
ゆとりはあった方がいい。
ってそもそも何の話だっけ?