心に花の咲くblog re.

If I let you know where I'm going - won't be on holiday.

リセットスイッチ

最初の200mを泳いだ時に、その疲労具合に驚いた。
確かに2年くらいはまったく泳いでいなかったけど、こんなに疲れが早いとは。
日頃使わない筋肉を使うと、疲労は早いと言われいている。
確かに。平泳ぎをする時に使いそうな筋肉なんて、応援団でフレーフレー!ってやるくらの動作しか思いつかない。
数分休んで、筋肉が落ち着いてきたあと、また200m泳いだ。今度は1回目ほど疲れなかった。それから小まめに200mずつ泳ぐと、面白いことにどんどん疲れを感じなくなった。きっと体が泳ぎ方を覚えていて、自分なりに平泳ぎに対して最適化されたのだと思う。
結局30分も経つ頃には、ほとんど疲れなく泳げるようになり、いつまでもこのまま泳いでいれるような気さえした。
体がただただひたすら同じ動作を繰り返すだけに簡素化されると、その反復運動が心地よくなってくる。この時、頭では何も考えないようにしている。正確に言うと、何も考えないのは難しいから、いまがプールで何ターン目かだけをひたすら念じている。例えば33ターン目ならひたすら「33、33、33…」と。
こんな身体の反復運動と頭で念仏のように数字を唱えることをすることで、色々な雑念が抜け出て、泳ぎ終わったあとにはなんとも言えないスッキリ感が得られる。
このプール効果は、ちょっと座禅に似ているかなと勝手に思ってる。

一方、ランニングでは汗がダラダラと出てくる快感がある。
それは。日頃仕事で溜まったストレスなのかイライラなのか、とにかくドロドロとしてどう考えても精神衛生上は良くない「何か」が身体を動かし汗が出ることで、その「何か」も一緒に流れ出る感じがすごく気持ちいい。
ついでにダイエットにもなって一石二鳥。

とにかく汗を出すためにジムでランニングをする時はウインドブレーカーを着て走る。サウナ効果もあってしばらく走っていると身体からどんどん汗が溢れてくる。
かいた汗の分だけ、身体も気持ちも軽くなってまた明日から新しい装いな自分でがんばろうと思える。

無心になってひたすら泳ぐ、ランニングで汗をかく。
それが自分を一回再起動させるための、リセットスイッチなのかもしれない。
できれば。この種のスイッチは多く持っておきたい。