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2015二胡発表会を終えて〜ソロ曲

去年の二胡発表会でソロを弾かせてもらった時、納得いくできではなかった。
人前で弾く難しさというのを、数年ぶりに思い知った。
やはり習って1〜2年で納得の演奏は難しいか。ソロでは弾くべきではないかな。何てことを思ったのが昨年2014年の12月13日。

それから。
やっぱりソロは弾きたいな。そんな思いもあり、あえて人前で二胡を弾く回数を増やし、感覚を覚えることをした。
有志でプチ発表会を企画したり、検定を受けたり、友人の前で弾くなど、人前で弾く練習をしてきた。

ところが今回。
本番1週間前のリハーサルが、ボロボロだった。
出張と飲み会続きで疲労がたまっていたのもるけど、あまりにヒドイできだった。
ショックどころか、どこか清々しい気分さえした。
でも。この時に何かふっ切れた感があった。最悪な場合、このレベルかと。

それから1週間。
もう1回細かい点を先生に直してもらい、できる限り弾き込んだ。不思議と焦りはなかった。多分。問題点を具体的に先生に指摘してもらったからだと思う。そこを見直せば、演奏は良くなる。そういう確信があったからだと思う。

それとは別に1年間。自分に言い聞かせてきたことがった。
それは。最初の1音を出すことをためらわない、恐れないこと。
去年。
1番後悔した点は、曲の入り。誰でも最初の1音は緊張する。
弾いた曲は『蘇州夜曲』
ピアノのイントロがはじまり、最初の入りでためらいタイミングが微妙にズレた。
二胡はフレットがないので、押さえた場所のちょっとしたズレで音がくるってしまう。もしここで音がずれたらどうしよう。そんな恐怖感が突然湧いてきたからだった。
今年弾いた曲は『古都』
この曲も間奏のあとにキチンと決まった音を出せるか問われる箇所がある。リハーサルでは何度か間違えた。でも。今年は音を出すことに対する恐怖がなかった。ためらった方が後悔が大きい。練習ではほぼできているのだから、きっと本番でもできる。問題は自分の中で「練習は裏切らない」という信念があるかどうか。

突然の不調の修復。去年の後悔の反省。
そんなことを踏まえて、今年は、ほぼほぼ満足なできだった。
演奏に没頭はしながらも、自分のミスを数える余裕もあった。
ちなみに自分的なミスは5回。ちょっと多いか?
うまい演奏だったかは分からない。
自分が演奏に満足して、聞いてくれた人も満足してくれれば1番いいけど。
とりあえず今年は。
自分が満足できた演奏ができたことが嬉しかった。
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